「故郷の知覧で研修を作りたいんですよ。」
1年前、僕にそう言ったのはプロレスラー・SUWAさん。
今、復帰して現役ですが、この時は怪我もあり、レスラーを引退していた時でした。
SUWAさんといえば、現役時代は引退までずっとヒール、つまり悪役を貫き、憎まれ役ながらも本物の悪役と言えばSUWAと言われたほどの名レスラーです。受けの達人と呼ばれ、相手を光らせながらも、悪役としての仕事をきっちり全うできる、稀なレスラーと言えます。
リングとは裏腹に、素顔のSUWAさんは紳士であり、他人への気配り心配りができる素晴らしい人物。僕も一生付き合っていくと決めた心友の一人です。
実はSUWAさんとは15年以上前、メキシコで出会っています。
フェイスブックを通じて再会、直接連絡を取り合い、神奈川で、そして名古屋で会うようになりました。
僕もリングにプレゼンテーターとして上がらせていただいたり、貴重な経験をたくさんさせて頂いています。
そんなSUWAさんがなぜ研修なのか?そしてなぜ知覧か。
知覧と言えば特攻隊が飛び立っていった飛行場があった町。理由は沖縄に近いから。
レスラー引退後、出会う人に聞かれます。
「諏訪さん、出身はどこですか?」
「鹿児島の知覧です。」
相手はえっ!?と言って自然と背筋を伸ばします。
これが世間の「知覧」という言葉に対する反応。
同じ反応を多くの人がとることにSUWAさんは驚きます。
それはそうです。自分にとって知覧とは、いつも当り前にある故郷だったからです。
自分が知覧に生まれた意味。
そしてそれを発信できる影響力を少なからず持つことへの責任。そんな時です。
「知覧でうちの社員たちの研修を企画できないだろうか。」
知り合いの経営者からそんな依頼を受けました。
できる限りのものを作りたい。そして、それを全国に広めていきたい。
そこから何度も鹿児島に飛び、協力者を集め、顔を売り、企画を詰め・・・・と準備を進め、めでたく今回、第一回となりました。
当初10名限定としたら2日で埋まり、急遽20名定員に増員。
バッチリ全国から集まり、最高の形でスタートとなったわけです。
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写真はありませんが、記念館には特攻の方々の写真や遺品、遺書などが展示されています。
何度来ても胸が締め付けられます。国のために、死ににいくのです。
「死ぬ覚悟で」ではありません。100%死ななければならないという現実。
10代後半から30歳くらいまでの若者たちです。うちの息子も同じ世代。
家族にも自分が特攻だとは知らせずに飛ぶ人も多かったそうです。
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今回の研修は今まで経験がないほど多くのことを考えます。
帰ってきて思いますが、やはり中途半端な思いで仕事はできなくなります。
「本物の研修in知覧」と名付けられた意味は、ここで肚を決め、ここから自分自身の生き方、家族や仲間、そして仕事についてもう一度考えるという意味を込めてです。
つまり、ここでまず肚を決めることができれば、今後ほかのどんな研修を受けてもその効果が違ってくるという意味なのです。
ですから、企業の方はまずこの研修を優先させて頂ければと思います。
ただし、この研修自体は本当に楽しいものです。
今回は皆の暗い表情は省いて、あえて楽しい表情を中心に掲載します。
最後は男気ジャンケン。これだけの払いはゴツイですが、ありがたいことに勝たせて頂きました。
男気で領収書はもらいません!
最後にこの日最もさわやかに撮れた一枚を。
一日目、終了です。