月曜は滋賀から東京出張へ。
顧問先で二日間仕事をさせて頂いたあと、その脚で神奈川へ。移動の多い週ですね。
ところで、唐突ですがあなたはプロレスを観られたことがありますか。
野蛮とか流血、そんなものをイメージされる方は多いと思います。
しかし、そこの部分にだけ目を向けるのは実は非常にもったいないシロモノです。
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闘いは一人ではできません。選手は皆、己を鍛え、自分の限界を上げていきます。
結果、身体も強く、大きくなりますね。
エンターテインメントですから、「見せる」そして「魅せる」要素が重要です。
闘いを盛り上げるために、キャラクターを作り、「サイドストーリー」も練り上げなくてはなりません。
正義も、悪役も存在します。勧善懲悪、起承転結だけにとどまらず、仲間割れ、乱入、マイクアピール、あらゆる表現方法で自らの立ち位置を確立していきます。
オリジナルの技や名選手たちから継承された技で徐々に観客の目を自分の方に向け、しかし相手の技も受けて相手も光らせながら、『もうだめかも』と観客に思わせたところで、最後はトドメの必殺技で仕留めます。
このときの、リングと観客の一体感は観客を虜にします。
5カウントまでの反則ならOK。闘う場所はリングも、場外も、リングと場外の境界になるエプロンという場所での攻防もあります。
海外武者修行、帰国後の逞しい変身、チャンピオンシップ・・・・・
これって、会社や仕事に置き換えると物凄いヒントになりませんか?
昔からのファンは、「プロレスとは人生そのもの」という人もいます。
実は僕もそう考えている一人です。
日の目を見ることなく、去っていく人も多いこの世界で、引退まで10年、ずっと人気選手として悪役を通した男がいます。
悪役というのは勧善懲悪の世界では、観客や相手に憎まれ、恐れられなければなりません。
彼は「本物の悪役」を演じながら、それでいて試合運びが上手く、相手もきっちりと光らせる『受けの達人』の異名も持っていました。まさに、数少ない本物のヒールでした。
彼の名はSUWA。
ドラゴンゲートの前身であるメキシコの闘龍門でデビューし、CIMAらとのユニット・crazy maxでブレイク。その後はフリーとして亡くなった三沢光晴率いるプロレスリングNOAHで大活躍。
そんな彼が10年で引退を決意します。長い人生、次の挑戦を決めたのです。
NOAHでのラストマッチは最後に大の字になってリングの感触を確かめるシーンに感動して涙したものです。
そう。昨夜、神奈川県の辻堂という場所でお会いしたのがそのSUWA選手。現・諏訪高広さん。引退して5年。今はスワプランニングという会社の代表を務められています。
辻堂と言えばこの店、という一ふじで最高の焼き鳥をごちそうになりました。
実は諏訪さんとは17年前、メキシコでお会いしています。
フェイスブックで改めて繋がり、再会、となりました。
お互い、若いですね。
実は彼は鹿児島の知覧の出身。
知覧と言えば、特攻隊の出発地になった土地です。
今まで当たり前にあった場所で、全く意識することもなかった知覧。しかし、「諏訪さん、出身はどこ?」と聞かれ、「知覧です」と答えると、皆、背筋を正すように、思いがけない食いつきをみせることに驚きます。
今、日本が弱いです。「忙しくて責任が大きくなるくらいなら出世したくない。贅沢もしなくていい。」と答える人が増えているような現状がありますが、その前に
「おまえ、何のために生きてんだ?」という問いかけを日本人が皆、自分自身にしないといけないのではと考えます。
右とか左とかいうのではなく、生きていく意味とやるべきことを真剣に考えるような、故郷・知覧と日本人の心を繋ぐ何かを作りたいと彼は考えています。
諏訪さんのフェイスブックの書き込みを見て、会いにきてくれたのが写真の後藤さん。
場所を変えて、本音の語り合いは夜中1時まで。アイデアもたくさん出ました。
辻堂、人が本当に温かい街でした。本当に充実した1日になりました。
僕にできることはお手伝いしていくつもりです。
お互い、永い付き合いしましょう!となりました。
諏訪さん、次は名古屋で会いましょう!