昨年10月の内モンゴル以来、久しぶりの飛行機です。
空港はいいですね。これから遠くに行けるという解放感は僕が一番好きなものですし、最も気分が
高揚する場所が空港です。
今回の行先は長崎と博多。目的はこれです。
今年に入り、僕が最も衝撃を受けた本「革命をプロデュースした日本人~評伝 梅屋庄吉」に登場する人物、孫文と梅屋庄吉さんの展示会が長崎であるためです。
孫文と言えば中国の革命家。『辛亥革命』を成功させ、皇帝制度に終止符を打たせた大人物です。
革命は当初失敗続きで、成功はなんと11回目。その間、孫文に対して一切の見返りを求めず、
革命のための資金を出し続けた人物こそが日活の創始者である梅屋庄吉さんでした。
究極の男の友情と、そして人間はどこまで人のために動けるのかということをとんでもないスケールで
僕に教えてくれたこの二人の展示会をどうしても見たかったのです。
ちなみに上海万博でもこの展示がされていたそうです。
空港からのバスの中にもこのチラシがありました。そして長崎の街の掲示板にも。
街をあげて盛り上げようとされているのも伝わります。
あまりに感動したので、この二人について書かれた本をみんなに勧めました。
「一緒に行くよ!」と名乗りを挙げてくれた人が4人もいます。
その一人、大阪の結婚相談所ヴィーノの香川社長とは仕事の打ち合わせもあり、一足先に現地入り。
翌日はこの三人が合流。左から名古屋の鍼灸師・しばけん先生、千葉で4件の飲食店を経営する寺本
社長、そして感性リサーチ研究所所長・内藤さんです。
市電に乗って中華街へ。
ついに会場到着。待ち望んでいた日です。
梅屋庄吉とトク夫妻。そして中央が孫文。
梅屋が孫文に言った言葉。
「君は兵を挙げよ。我は財を挙げて支援す」。
その言葉通り、革命資金として梅屋が孫文に渡した資金は今のお金で1兆円とも2兆円とも言われています。凄まじいスケール、そして梅屋の商才。
坂本龍馬と一緒に。
清朝打倒のために動く孫文へ武器と資金を送り続けた梅屋庄吉の遺言は、「一切口外シテハナラズ」。
これだけのことをしても、自らはその事実を一切口外するな、としました。
富貴在心」。梅屋庄吉はこの言葉が好きだった、と言います。
「富貴在心」とは富や貴さは財や名声でなく、その人の心の中にあるものだという意味だそうです。
梅屋庄吉さん夫妻は孫文の他にも、逃げてきた人がいればかくまってやり、孤児たちを養子として何人も無償で育て上げ、必要とあらば事業への資金援助をするなど、人のために私財を投げ打って人助けをしたことが書かれています。
「世の中は持ちつ持たれつ諸共に助け合うこそ人の道なれ」という言葉をよく言われたそうです。
できませんよ。普通。見れば見るほど、自分の小ささを知ります。
中国全土の図。日中の国境を超えた友情がこの二人にはあります。
ちなみに僕が昨年言ったのは内蒙古自治区の首都・呼和浩特(フフホト)とその下の大同(ダートン)。
辛亥革命から100年が経ち、この度初めて公開されたものも多くあります。
残念ながら中は像以外、撮影禁止でした。
おみやげ売り場にあったのがこれ。
ふたりのゆかりの店の味を再現したレトルトの『絆カレー』。そしてなんと、日本でこのレトルト
カレーを発明した人こそ・・・・・・
このしばけんのひいおじいさん。ホントです。
本物の男の生き様を見せてもらった気がします。
これでまた、頑張れそうです。
長崎はまさに「坂の町」。美しい街並みですね。
この展示会のキャッチコピーが 『あなたはもう"盟友"に出会いましたか。』。
もちろんです。
盟友たちよ。これからもよろしく!